2009年05月12日

想い出本2☆『走れメロス』

今回は、最初に読んだ太宰作品。
小学生の時に、父が買ってくれた、少年少女のための日本文学だか何だかのシリーズ本で、井伏鱒二と太宰治の巻でした。

ちなみに、父は日本文学が好きで、外国文学好きの母は「またそんな暗い本、この子に与えて・・・」みたいなことを言っていたような気が。
太宰は暗いかも知れないけれど、メロスは暗くないだろう・・・。

この頃、図書館では、『グリーン・ノウ物語』シリーズとか、『ナルニア国物語』シリーズとかを借りていて、そちらは母好みでした。

たぶん、↓コレが似たような感じじゃないかな。
「ちくま」って書いてあった気がするけれど、1968年刊の筑摩書房の日本短編文学全集は、大人向けだから違うと思う。


走れメロス・山椒魚 (21世紀版少年少女日本文学館)


『走れメロス・山椒魚』(21世紀版 少年少女日本文学館10)
太宰治・井伏鱒二/著 講談社


今読むと、なんだかちょっとこっ恥ずかしく思えるのだけど、当時は感動しました。たぶん、感想文も書いたんじゃないかな。

私にとって「メロスとセリヌンティウス」は不滅の友情の象徴で、憧れでした

かような友情を育みたいと熱望したものですが、小学生の「私たち、親友だよね!」なんて当てにならない。
当時「親友だよね」とか言って、おそろいのグッズなんか持っていた子たちは今いずこ・・・。

でもって、現在では、「んな、暑苦しい友情なんかいらないよ〜重いっての」ぐらいに感じております。

大人になってから読んだら、「なんだこりゃー」だったかも。
微妙に「友情とは」なんて考え出しちゃう年頃に、この本を与えてくれた父に感謝。

でもって、今、一番好きな太宰作品は、同全集の中に入っていた『御伽草子』だったりします。

posted by 駄々猫 at 00:00| Comment(5) | 想い出の本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月05日

想い出本1☆『ゆきのひのうさこちゃん』

毎週、火曜日は、想い出本の話を思いつくままに綴ります。

幼稚園時代から現在まで。
年代関係なく、その日に思い出した本を取り上げたいと思います。

トップバッターはやっぱりコレ。


ゆきのひのうさこちゃん (子どもがはじめてであう絵本)


『ゆきのひのうさこちゃん』
ディック・ブルーナ/作・絵 福音館書店


うさこちゃんシリーズは、確かまとめて何冊か買ってもらったか、いただいたかしたのだけど。

冬生まれということもあってか、この本が一番印象に残っている。
うさこちゃんのマフラーが暖かそうで、こんなマフラーが欲しかった。

私にとって、うさこちゃんはうさこちゃんで、ミッフィーではありません。グッズはミッフィーと呼ぶこともあるけれど、本形態では、絶対に「うさこちゃん」

絵本は大好きで、たくさん読んだし、それなりに買ってもらったり、プレゼントしてもらったりしたはずだけど。

実家も引越したし、独立してからも何回も引っ越したので、ほとんど手元には残っていない。
この絵本も、どこにいっちゃったかわからないのだけれど。

数年前に、教会のバザーの「ご自由にコーナー」(無料ということ)で、ぼろぼろになったこの本を見つけて、とても懐かしくて、いただきてきた。
残念ながら、角田光代さん『この本が、世界に存在することに』にあるように「自分が手放した本に再会した」わけじゃないけれど。

新しい本を友達の子供にプレゼントしたことはあるけれど、自分のために買おうとは思わなかった。

お金がないわけじゃない。
なんだろう、昔々の思い出本は、ぼろぼろな方が好ましい。
私と同じぐらいに「年をとっている」方が好ましい。

同行者には「えー、そんな汚い本、どうするの?」と言われたけれど、たとえ人のヨダレが染み込んでいたとしても、私には愛おしい一冊なのです。
posted by 駄々猫 at 00:00| Comment(8) | 想い出の本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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