2009年07月25日

週刊ブックレビュー847号☆読みたい本

司会:梯久美子&金井勇太

ゲスト:船曳建夫、内澤旬子、吉川潮

特集ゲスト:大森望


☆読みたい本☆



船曳さんのお薦め1冊目。

穂村さんだもの。
言われるまでもないって感じだけど、「知の●●」シリーズを出した東大教授に薦められるたぁ、出世したもんだなあ(笑)
タイトルのつけ方、相変わらずお上手。また、ブルボン小林に誉めてもらえますよ。

この方の合評本は、出たばかりなのに今更感すらある「1Q84」で、皆さん盛り上がっていましたが、私は未読なので(まだ読む気もないし)ちゃんと聞かないようにしていた。
でも、吉川さんの感想は面白くてメモ。

「初めて村上さんの本を読んだ。面白かった。自分には合わないと思っていたけれど、食べてみたら美味しいレストランって感じ。でも、自費でもう一度行こうとは思わない。なぜなら、もっと安くて旨い店を知っているから。」・・・なるほど。



内澤さんのお薦め2冊目。
何人かの本仲間さんも「面白い」と書いていたし、気になっていた一冊。
読み慣れない海外翻訳モノなので、時間ができてから、かなー。



吉川さんのお薦め3冊目(合評本)

先週のゲスト、青木奈緒さんも「お薦め1冊目」に挙げていたから「へええ」とは思っていたけれど。
合評を聞いている内に、是が非でも読みたくなってきた。
70年頃に出された本で、待望の復刊だそう。
東京の下町の人情物語で、登場人物たちが粋であるだけでなく、日本語がとても美しく読みやすい七五調のリズムになっているそうだ。

船曳さんが「池波正太郎さんの作品に似ている」と感想を述べたのだけど、二人は育った環境がすごく似ているということだ。

金井さんが「出てくる人たちの、あいづちに愛がありますね」と言って「君、若いのにイイトコついてくるね〜この頃の人たち、聞き上手だったんだよね」と誉められていた。

非常に有能なアシスタントだった中江さんが司会者になり、次のアシスタント、大丈夫かなあと心配していたけれど、4ヶ月観てきて、金井さんはなかなか素質がありそう。口を挟むタイミングや、寄り道的おしゃべりに対するちょっとしたコメントも上手い。

谷口さんは、たぶん沢山感想を抱いているのだろうけれど、言葉に出せていない気がする。口を挟むタイミングも下手で、なんだかオドオドして見える。とにかく失敗しないようにと緊張しまくっているのかな?
生放送じゃないんだし、もうちょっとリラックスして臨めないかな。
こっちが落ち着かない。

後半の特集は、夏休み特集「星空に描く物語―SF小説再発見」

「SF小説、読んでないなあ、あまり興味もないし」と思っていたけれど、大森さんの指摘によれば、「たとえばタイムトラベルとかパラレルワールドとか宇宙からの生命体とか、SF的要素があまりに当たり前に現代小説の中に溶け込んでいて、気付かないだけ。」だという。

恩田陸、宮部みゆき、伊坂幸太郎にSFテイストが感じられるといわれれば、確かにそうかも。

大森さんのアドバイスによる「お薦めSF小説」
積極的に読むかどうかはわからないけれど、一応メモ。

●初心者向●
アイの物語 (角川文庫)

リプレイ (新潮文庫)

●先端作家に挑戦してみて●
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)
時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫)

最後の「ランキング」は余り参考にはならないのだけれど、今回「SF本ランキング」で、先日読んだ「コズミック・ゼロ」が3位に入っていた。
えー、あれがSFなら、やっぱり読みたくない系ジャンルかも・・・。
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2009年06月13日

週刊ブックレビュー842号☆読みたい本

司会:梯久美子&金井勇太

ゲスト:西木正明、三角みづ紀、西江雅之

特集ゲスト:保阪正康


☆読みたい本☆



西江さんのお薦め1冊目。

元々、写真を見るのが好きなのだけど、綺麗な景色とかだけじゃなくて、報道写真の躍動感が好き。
報道写真には真実味があるけれど、一枚の写真で、真実とは異なる物語を作れることもある。
提供側が黙しても、見る側が勝手に解釈してしまうこともある。

この本は、撮る側、見る側、どちら側に比重を置いているのかわからないけれど、見る側として読んでおきたいと思った。

合評の3冊、どれもそれなりに面白そうだし、ゲストトークも良かったのだけど。
「読みたい本」があまりに溜まっているせいか、それほど「これは是非とも!」とは思わなかった。

そのかわり!?
西木さんの1冊目が、たまたま図書館の新刊コーナーにあったから借コズミック・ゼロ

三角さんの2冊目が、たまたま昨日、ブック・ダイバーさんで購入したありきたりの狂気の物語

たまたま出会ったのだとはいえ、まったく読む気がなければ借りないし、買わないわけだから。
「読みたい本」が3冊あったと勘定しても良いわけです、今回。

既読本はなかったけれど、こんなこともあるのね。

で、特集本もそこまで興味はわかなかった。



ただ、ノンフィクション作家で、昭和史専門という保阪正康さんのお話は面白かった。
戦後の象徴天皇という存在を、あくまでも一人の人間として描き、父子の関係に目を向けている点が良い。

「直接取材はできなくても、作った和歌や、訪問時に発せられる言葉や、周囲にいた人々の著作物などから、その人となりや考え方を知ることができる」という考え方にはなるほどと思った。
まあ、解釈の入る余地があるので、完璧に正しいかどうかはわかりませんが。
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2009年06月06日

週刊ブックレビュー841号☆読みたい本

先週はブックレビューがお休みだったので、一週飛ばしたわけではありません。

司会:児玉清&谷口真衣

ゲスト:佐藤良明、星野博美、いしいしんじ

特集ゲスト:橋本治


☆読みたい本☆


カバに会う―日本全国河馬めぐり


『カバに会う 日本全国河馬めぐり』
坪内稔典/著 岩波書店


佐藤さんのお薦め3冊目(合評本)

だってこれ、タイトルだけでシビレます。動物園巡り中(って、まだ上野だけだけど)のらいみさんと私にピッタリですわ。
カバはそれほど好きじゃないけど、この本のイラストのカバは可愛い。

私が書くなら「全国ペンギンめぐり」・・・は、水族館もあって大変すぎるから、えーと「全国ワニめぐり」もバナナワニ園とかあって大変だから、ええっと「全国ナマケモノめぐり」はどうかしら?
全国に何頭いるのか謎ですが。


不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)


『不干斎ハビアン 神も仏も棄てた宗教者』
釈徹宗/著 新潮選書


星野さんのお薦め3冊目(合評本)

これは「転びバテレン」(弟談、私自身は転んでいないと信じている)として、タイトルからして読まねばなるまい。
キリスト者になって、仏教を批判する書物を記した挙句に棄教し、今度はキリスト教を批判する書物を記したけれど、ブッディストとして全うすることはできなかったと。
どっちも棄てちゃったのですね、イマドキの人たちの「なんとなく無宗教」じゃなくて、「自ら苦悩した結果としての無宗教選択」ってところが凄い。

児玉さんいわく、「外来ショックは、明治維新と太平洋戦争といわれているけれど、それ以前にこんな大きなショックがあったのですねえ」「宗教ベースの日本人論としても読める」

先手必勝で5月末に図書館予約。早く取りに行かねば。

いしいしんじさんの著作は大好きなのに、今回、彼のお薦めには余り興味がわかなかった。
前回のお薦め「さりながら」に苦戦しているからじゃないよ。

ゲスト、橋本治さんの著書は、彼の作品にそれほど興味がないので、余り読みたいとは思わなかったけど。
紹介本(最新作)は↓


橋本治という考え方 What kind of fool am I


『橋本治という考え方』
橋本治/著 朝日新聞出版
posted by 駄々猫 at 00:00| Comment(2) | 週刊ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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