2013年08月28日

pippoのポエトリーカフェ〔第四期四回〕★堀口大學篇

先週の土曜日(24日)、近代詩の伝道者、主催のポエトリーカフェに参加。
先月も参加したのだけれど、記録を書かないまま日が過ぎてしまった。
書ける時に書いておかないとね。
6月(吉井勇)の記録は > 

今回は、詩人というより仏文学者の印象が強い「堀口大學」篇。

自分にはあまり関係ない人だと思っていたけれど、中高生の頃にお世話になった、ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズや、フランス詩の翻訳者でした。
仏文好きな相方のことを「おフランス・ミハ男」と呼んでからかっているけれど、10代の頃の私は結構フランスかぶれで。表層的な「かぶれ」だったので、今頃恥ずかしいのです。で、ついからかってしまうのだな。ごめんよ相方。

今回は男性の参加者が多かった。
開始時間が遅かったから? 固いイメージがあるから?
固いイメージとは裏腹に、色っぽい詩が多いそうで、ちょっと驚き。

「恋のない日」という題名の詩では「恋がない状態がありえないから書いたのかも」という意見が出されて、そ、そんなに? と思ったけれど、「恋愛、女性、月光、退廃、虹、夢」などの言葉が良く用いられているそうで、ロマンティックな方だったのかな。

ポエカフェでは、pippoさんが選んだ作品の中から、全参加者がくじ引きで、朗読する詩や歌や散文が割り振られる。
今回は9番目で、1925年刊行(33歳の時)の翻訳詩集『月下の一群』から、ジャン・コクトーの「耳」という短い詩を読んだ。

・私の耳は、貝の殻 海の響を懐かしむ

美しい。短いから、美辞麗句並べ的なくどさもないし、文句のつけようがない。
堀口氏の翻訳も素晴らしいが、仏語の発音だともっと美しく感じられるのでは?

後日、ツイッターで、参加者のKさんが、江東区の仙台堀川公園にこの詩を書いた詩碑がたっていたと教えてくれました > 
何がどうなって、誰がこの場所に建てたのかわかりませんが、これは是非見に行きたい!

そういえば、『訳詩集 月下の一群』は高校生の時に読んで、一時期アポリネールに嵌ったのでした。
すっかり忘れていたが懐かしい。このあたりが、現在もフランス映画を好む方向に繋がっているのかも知れない。
読み返してみたくなりました。

堀口氏は長生きしたし、翻訳やアンソロジー含め、膨大な量の作品がある。
テキストに載っているのはほんの一部だけど、その中では、55歳の時の詩集『人間の歌』に収められている作品が好みだった。

「魂よ」は有名な詩で、辻征夫が絶賛したそうですが、とても良い。
「海の二階」とか「愛」もすっと心に響く。

でも、第二期〜第三期に取り上げた詩人たちより、第四期の方々は、なんとなく遠い感じ、薄味な気がする。
別に激動の生涯、病気、早死、貧乏、身勝手、等々じゃなくて良いのだけれど、インパクトがあまりないというか。
良いな〜とは思っても、そこまで惹きつけられないし、逆に「苦手だな」とも思わない。
時代背景とか、選ぶ言葉や形式の違いでしょうか?

*****   *****   *****

ポエカフェでは、課題詩人にちなんだ、特製フードが提供されます。
毎回楽しみなのだけど、今回は、直前に大盛りチャーハンを食べてしまい、どうしても入らなかった。
別腹とはいっても、食道炎以来、無理ができません。
「チーズケーキのごろっと果実ミックスベリー(いちご、きいちご、ラズベリー)がけ」、食べたかったな・・・。



今日、詩関係のニュースが紅様ツィートで流れてきた>
ニュースページって、時間が経つと消されてしまうことが多いので、概要を。

「思潮社の「現代詩文庫」200巻台の新シリーズ刊行が開始。文庫のラインアップは、活躍する詩人の変遷を映している。今年7月、201巻から装丁を一新し3冊を出版。蜂飼耳さん、岸田将幸さん、中尾太一さんと、実力派として評価の高い30代の3人が並んだ。」

201巻目、蜂飼さんの巻は購入手配済み。
先日、モンガ堂で、松浦寿輝さんの巻(101巻目)を購入。
コンプリする気はないけれど、このシリーズは、初心者にもわかりやすいようにまとまっているので、入門書としては最適だと思います。
巻数によっては、品切れで高かったりもしますが、気になる詩人の巻をちまちま集めるつもり。



あいおい古本まつりでは、以前、pippoさんが話していた、野田宇太郎『パンの会』を発見。
裸本の除籍本だったからか、状態も悪くないのに3桁という安さで手に入れました。
アマゾンマケプレだと、図書館除籍本でも、ライバルがいなければ平気で高値をつける出品者もいるけれど、まともな古書店(<あえて書く)は、そういうことはしないもの。

プレゼントするとか、読み終えたら売るつもりで買う本はともかく、自分が欲しい本に関しては、読めれば状態はあまり気にしないので、ありがたいことです。

古本好きな皆様は、アマゾンばかりがネット古書店ではないとご存知でしょうが、あまり詳しくない方のために。

日本の古本屋 > 
スーパー源氏 > 

絶版、品切れ本を探していて、アマゾンで「余りに高すぎる!」と思われた時は、この二つで探してから判断しましょう。
まともな古本屋さんの集合体なので、アマゾンよりずっと安い場合も多いです。



posted by 駄々猫 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 本関連イベントなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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