2011年02月07日

1月31日〜2月6日の読書記録

昨年の石英書房市の時に、何人かで「小説、売れないねえ」という話をしていた。
忘年会の時にも「古本市では小説って売れにくい」という話が出た。
昔の人や、現代の人でも絶版になっちゃってたりする「古本市受けする作家」「古本オヤジ好みの作家」の小説は別として。

先日会った友達のTちゃんは「私は小説しか読まないよ」と言って、AMULETでも小説を買ってくれたけれど、全体としてはほとんど動きがないような。

他の本好き女性友達に聞いてみると「大好きな作家さんなら新刊で買うし、そうじゃなければ図書館で済ませる」という意見や「場所もないし、文庫になるまで待つ」という意見が多い。

それで。古本市やアミュレットに出品することを考えると、「優先的に読む」本は、小説じゃない、というわけ。

小説、やはり私も「大好き作家さんの本」で「是非とも単行本でキープしたい本」(まあ、装丁とか装丁とか装丁とかサイン付とか、そんな理由)しか、単行本新刊では買わないもので、それは「手放す気がないのだから、後回し」になる。

以上、「最近、小説を全然読めていない」ことの言い訳でした。

山陰地方のむかし話

「いなばのしろうさぎ」とか、神話系の話も多いので「知ってる」話もあるのだが、「爺じゃない婆だ」とか「長〜い話」とか初読みで面白かった。おはなしの終りに「こっぽし」とついているのが可愛らしい。出雲弁で「おしまい」という意味だそう。「そうでこっぽし」

世界クッキー

必死になったという「乾燥対策」と、なんだか意地になった「三鷹の太宰治のお墓参り」の話が面白かった。一部「町田康に近い文体やリズム」を感じたが、『ヘヴン』は全然違ったし、気分や体調で文体も変わると自分で書いているから、たまたまなのだろう。岩波文庫の「おすすめ」的一文が、押し付けがましくなく「岩波って固そうだけど、読んでみてもいいかな」と思わせるような出来で、素晴らしい推薦文だと感心した。

青春、手遅れ

最初は共感度が高くて面白かったのに、だんだん「そこまで細かいこと言わなくても」「僻みすぎだろ」と気持ちが離れかけたミリさんのエッセイシリーズだったが。この本は、再び共感度がアップ。ただ、ミリさんが「青春時代にしたかったこと」のほとんどを、私は高校大学時代に済ませている。青春時代にずっと「お付き合いする相手」がいなかったら、もっと共感できた?!

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

産婦人科や不妊治療の問題を扱っている。充分に楽しめるエンタメ小説の中で、日本の医療界に対して、また、それを良く知らない、知ろうとしない一般庶民に対して、鋭い問題提起がなされている。不妊に苦しんだ経験のある人がもっと政治に関わらない限り、少子化は止まらないでしょうね。誤解してる人も多そうだけど「産まない」んじゃないんだよ「産めない」んだよ。映画化でもドラマ化でもどんどんされて、一般庶民の認識が変化すると良いと思った。

もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ

「おやじの修学旅行」なのだが、これが面白かった!確かに、中高生じゃわからないことも多いし、実際「友達と騒ぐ」方がメインで、行った場所のことなんかすっかり忘れている。修学旅行先や、自分は行かなかった「有名な修学旅行地」(たとえば、私の場合は日光とか)を再訪問するのも良いなと思わせてくれた。

タイセツナヒトニ、贈ル。

読むというより見て楽しむ本。このシリーズ、大好き。

正直書評。

相変わらず鋭いトヨザキ社長節。趣味の違いはあるけれど、概ね「その通り!」「いいぞいいぞ」と言いたくなる。ラフな感じもするけれど、本気で読んで本気で批評している人の文章でしょう。

●読みかけ本  最初の3冊がそのままだが、2番目はそろそろ終わりそう。

・折口信夫文芸論集
・ヨーロッパ本と書店の物語
・奇縁まんだら
・SHARE
・戦後写真史ノート
posted by 駄々猫 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本記録・紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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