2011年05月10日

第12回しのばず一箱古本市:5月3日:出店編

大きなまとめは5月5日付「御礼」に、4月30日「助っ人&お買い物編」は9日付で書いたので、お読みでない方は先にこの下の記事からどうぞ。

5月3日は途中から雨が降ってしまい、30日に比べて、人出が少なかったように思います。
それだけが理由ではないけれど、平均売上金額も冊数も、30日に比べて少なかったようです。
まあ、これは「運」としか言いようがない、仕方がないこと。

悪天候の中、いらしてくださった皆様、お買上げくださった皆様、駄々猫のおしゃべりにつきあってくださった皆様、ありがとうございました。

今回は、もう一点「不測の事態」が発生しました。当日の場所移動です。
当初「往来堂書店前」に出店の予定で、集合時間までそのように案内してきましたが、集合した時点で一店移動せねばならない事態になっていて、助っ人でもある私が名乗りをあげました。
このこと自体は正しい判断だったと思いますが。

ツイッターで変更案内をしたり、往来堂の助っ人さんが案内してくれたとはいえ、「なんだよ、駄々猫いないじゃない」と思われて帰ってしまった方、本当に申し訳ありませんでした。

しのばず一箱に関しては、今のところ「店主をする日には買い物はしない」と決めています。
なので、道端でおにぎりを食べるために5,6分はずした以外は、ずっと店番をしていました。トイレにも、一度も行きませんでした。
なので、いらしてくださった方のほとんどには、直接応対できたと思います。

以下、上記のことにも触れつつ、店主として感じたことや考えたこと。

*****

・場所変更について

天気予報で雨になりそうということで、本来4ブースだった往来堂書店前が「雨だと3ブースが限界」ということらしく、たまたまキャンセルが出た、近くの会場、ギャラリー金魚前に1店移動して欲しいということに。

強制されたのではなく、私が自分で「行きます」と言ったので、後悔はしていませんし、結果的には雨対策が万全な場所で良かったのですが。
今後はないと思いつつも、「困った点」を挙げておきます。

1.箱設置

往来堂前で台を利用しないという設定で、ディスプレイを考えていました。
ギャラリー金魚前では「台を利用する」ことになっていて、下に置く予定だったダンボール箱を縦置きから横置きに変更。お買上げ特典フリペを入れる場所だったので、ものすごく困ったわけではないけれど、中味を隠すためにピッタリ長さにした「手拭い」は半端な長さ・幅になり、横置きに積み上げたことで、フリペを選んでいただくお客様には面倒をおかけすることに。

2.知り合い程度だと、変更出店場所を聞いてまで追いかけない

友人は「駄々猫さんは?」と聞いて、ギャラリー金魚まで来てくれましたが。助っ人会で会っただけの人や、他の活動でちょっと案内した程度の人は、後から「いませんでしたよね?」「具合が悪くなったのかと思った」などと。
でも、そうやって後から事情を説明できた方は良いのです。
「あの人、来て下さいって言ってたのにいなかった」「いるっていうからわざわざ足を運んだのになんだよ」と黙って帰ってしまった方がいらしたら・・・申し訳ないなと。

文京友の会の方や、みのりカフェの本交換会でお会いした方や、MAP配布時にお誘いした方で、「往来堂ならわかる」と足を運んでくださった方いらっしゃいましたら、大変申し訳ありませんでした。

・100冊マイ帯は何だったのか?

100冊に全部マイ帯をつけたのですが。面出しディスプレイをしたわけではないので、せっかく書いた帯の意味があまりなかった。昨年の「親子フェア」の時ほど、一般のお客様との話もはずまなかったし、それほど注目もされなかったし「寝不足になってまで書いた努力は何だったのか?」と。
わかってはいたけれど「自己満足に過ぎない」ことをあらためて感じました。
意地張っちゃってバカだわ(笑)

打ち上げで、プレゼンターにもなっていた某古書店主さんが「読んでもいない本を並べている箱が多い気がした」とおっしゃり、本来自分が読んだことのアピールとしてマイ帯書いたのに、全然通じてないんだなと思ったら虚しくなりました。

その方に「あんた、読んでないでしょ?」と言われたわけじゃないけれど、前から何度か「並べている本と店主(駄々猫)のイメージがあわない」という意見を聞いており、「人は見た目が9割」なんだよなあ、私の外見で、たとえば渋い本売ってても「読んでない」って思われてるんだろうなあと落ち込む。

売上冊数や金額が高いお店って、だいたい「店主と本の印象が同じ」なんですよね。
古本市に限らず、一般のお店でもいえることだったりします。


・ふるぽん玉手箱も何だったのか?

いやまあ、喜んでくださった方もいらっしゃいますが。
多くはその存在にも気づかないままという・・・つまり、良くブログを読んでくれているのは、一箱古本市関係の皆さんではないってことらしい。

これもね〜書くのは勝手だし、作るのも勝手だけど、期待しちゃあかんのね〜それに「懲りすぎ」だ。指摘されたことでもあるけど「面倒臭いわ」、確かに。

自分が楽しむ、自己満足なのも良いけれど、だんだん本来の目的「楽しく会話しながら、直接お客さんに本を売ること」からはずれてきている気がしてきた。

・知人が増えて嬉しいけれど

自分が一般客の時に感じたことだけど、店主と、その友人や知人らしきお客さんが話していると、なかなか割り込めないものです。特に「しのばず一箱」は一店あたりの面積が小さいので、知人が2人箱の前にいると、もうそれで「満員」になってしまう。
待っていてくれる人もいるけれど、一般客ほど諦めが早いことも事実。
だって、通りすがりのお客さんにしてみれば「どうしてもその箱を見たい」ってことは、そうそうないでしょうから。

まあ、ギャラリー金魚前は、それほど一般客が来なかったこともあり、雨で一定時間留まるしかなかったお客さんもおり、「混んでるからスルー」客は、昨年よりは少なかったようにも思います。それに、よく購入してくれるのは、友人知人に違いない。

ただ、私はできれば古本市やフリマで「古本購入の裾野を広げたい」と思っているので。
できるだけ多くの「古本関係者ではない方」に、本を手に取ってみて欲しいわけです。

これは、今後の検討課題。ディスプレイの工夫や声かけなどで、ある程度は改善できることだと思うし。

・売り上げ冊数と価格のバランス

毎回唸ってしまう課題。売上冊数を多くしたいのか、価格にこだわりたいのか。
自分としては、他で調べたりして安めにしてはいるものの、「古本屋による市」ではなく「素人古本市」なので、激安店も多く。お客としては、もちろんその方が嬉しいわけで。

どうしても欲しい人は、少々高めでも購入するでしょうが、「安ければ買う」感覚の方も大勢いるわけで・・・毎回、それほど冊数が振るわないのは、どうもそのあたりの読みが下手なのではないかと。

安値って、お客としてはもちろんありがたいことなんだけど、正直言うと「本が可哀相だな」って思うこともあります。「この本、50円の価値って思われちゃったのか」って。
アマゾンの1円が嫌いなのも、同じ理由。そもそも何に対しても「安けりゃ良い」って考え方が嫌いだ。

私はプロじゃないから、本当に欲しい人にだったら、無料で差し上げても良いというのも本音なんだけど、「安いから」だけで持っていくセドラーさんがいることも確かで、そういう人に本を買われるのはちょっと嫌なんだな。

今回は、同じ場所で出店の方々が、皆さんそれほど安値設定ではなかったので良かったけれど、隣に「10円均一」とかあったら恐怖だな〜。ちょっと自分が「知人限定」でそれやってみたい気もしますけど。

・お薦めでのお買い上げ

店主イチオシのリトルプレス「月刊ビル」は早々に売れまして。終了間際まで残っていた、店主イチオシの忍者本も、岸川氏にお買い上げいただきまして。
その他、何人かの方に「お薦め本」を買っていただけて嬉しかった。

自分では良いと思ってのお薦めでも「気に入っていただけたかなあ?」と気になるもので。
後から「面白い」とか「どれも良かった」とか「ここを読んでこう思った」とかツイートしてくださった皆様、重ねてありがとうございました!!

その中でも一番驚きかつ嬉しいというかありがたかったのは、わめぞ代表の向井氏(別名:古本パンダ)に、パンダの表紙の動物園雑誌を見せたら、買ってくださったこと。

「プ、プロの古本屋さんが・・・ひぇ〜」と、まぁ洒落だと思いますが、恐縮しちゃいました。これは何としても「猫の恩返し」に行かねば・・・忘れた頃にパンダバッグを抱えて参りますぞ。

・差し入れありがとう

パンにお菓子にラスクにチョコに・・・コロッケまで!
どれもこれもありがたく、美味しくいただきました。
皆さま、お気遣いありがとうございます。

・まだ、思い切れない

3日の売上1位だった、つん堂さんの出店前決意ブログを後から読み、「う〜、まだダメだな私」と思った次第。

同じように「大切な本を思い切って出品」って方は多いと思うけれど、今回のつん堂さん記事に心打たれたのは「何度も出店していた」ことを知ったから。

今まで本気じゃなかったわけじゃないでしょうが。
奥様にお店をまかせて出歩いたりもしていて、そこまで大切な本を並べてはいなかったのでしょう。

そういった意味で、今回は「本気出した」んだなあと。
最初から「大事な本をどかどか出せるタイプ」ではなかったということは、たぶん、苦しまずにそれをできる人ではないでしょう。

かなりの葛藤があって(それは設定価格の高さに反映していると思う)、それでもなお「出した」ってことがね、凄いと思った。

私はまだダメです・・・元々そんなに古書的価値のある本を持っているわけでもないけれど、う〜ん、本当に大切な本たちに関しては、まだ思い切れない。

*****

他にもいくつかあった気がするので、思い出したらまた書く、かも、知れません。

とりあえず、反省点は多いものの、畠中賞もいただけたし、悪天候にもかかわらず大勢の方が寄ってくださり、平均点よりはちょい上の冊数、金額を売り上げられたことを喜ばしく思います。

あ。嫌々ながら荷物運びや当日の売り子を手伝ってくれた相方、特別にありがとう。

今年の秋の一箱は、店主をせずに、事前助っ人&当日お客に専念する予定です。
しのばず一箱の店主としては、また来年、よろしくお願い致します。
posted by 駄々猫 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本市(出店・参加) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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