2011年02月06日

新解さんの集い@石英書房

田端の石英書房さんで開催された「新解さん★お茶会」に行って参りました。

「読書会」と思っていたけれど、一般の読書会とは趣が違ったし、結果的に「新解さんをサカナにして盛り上がるお茶会」だったかなあと。
堅苦しさとは無縁で、皆が同じ「新解さんLOVE」という共通点を持っていて、仲間内のお茶会「新解さんオフ会」みたいな雰囲気。「それが好き」という共通点があると、初顔合わせでも盛り上がれちゃいますよね。

ゲストであるはずの夏石鈴子さん(「新解さん」の面白さを広く世に知らしめた方)が司会進行を務めてくださり、「多くの言葉を皆で調べて」「意見を言い合い」「またそこから言葉を探したり」「感じたことを分かち合ったり」「時には脱線したり」しながら、非常に有意義かつ楽しい時間を過ごしました。

夏石さんいわくの「辞書を使った知的なゲーム」であり、そこから拡がって「お互いの人となりを知る、理解を深める」交流でもあった気がします。

え? 新解さんがわからない? ↓コレです。一家に一冊必須の辞書。



ちょっと他の辞書とは異なり、「新解さん」という人となり(辞書だが)が、解釈にも用例にも色濃くでているのです。
このユニークな辞書の愉しみ方を教えてくれるのは、↓この3冊。初心者必読。

新解さんの謎 (文春文庫)
新解さんの読み方 (角川文庫)
新解さんリターンズ (角川文庫)

持っていないアナタは買いましょう。石英書房さんにも揃っています。(私もたま〜に古本市に出します)

今回のお茶会は、「新解さんの世界を愛する人々が、それぞれの辞書を持ち寄って、それぞれ「これは!」と思った言葉を選んで発表しつつ、語り合う」という趣旨で開催されたのです。詳しいレポートは、石英書房ブログをご覧あれ↓

http://d.hatena.ne.jp/cloudy23/

トップ記事は違う内容なので、左側の「記事タイトル」から「新解さん」を探して下さい。

さて、この辞書、現在6版が出ていますが、我が家にあるのは元祖1版と「突っ込みどころ満載」との呼び声が高い4版。
4版は、相方の持ち物で、1版は、私が探し出したもの。古本屋と新古書店に行くたびに「辞書エリア」を探し回り、見つけた時には小躍りしてしまいました。

皆さんそれぞれ自分の「新解さん」を持ち寄ったので、1〜6版それぞれの違いも興味深かったな〜。時代の変遷が感じられたり、逆に「これ、今の人にわかるのかな?」ってな例文がいまだに健在だったりもして。

13時過ぎから17時近くまで、途中休憩を挟んだものの、あっという間に過ぎたので、とても全体は書ききれませんが、以下、私なりに「感じたこと」を。

●人数が大勢いると、皆「これは!」と思って準備してきた言葉も違うし、それに対する意見も違って興味深い

●辞書を引くことを、もっと日常的にしても良い(どうしても「検索」が楽なので、特にPCを立ち上げている時は「検索」に頼りがち)

●新解さんと他の辞書との違いを探るのも面白いかも知れない

●「言葉」を通じて、結果的に参加者の人となりや、考え方感じ方を一部でも知ることができた気がする

●まったく違うメンバーで開催してみたいが、ある程度「言葉」に興味がある人じゃないと面白さがわからないかも知れない

●何か言葉を引いた時、近くの言葉を寄り道して読んでみる余裕を持ちたい(以前はそういうことをしていたのに、ここしばらく「せっかちさん」「待てない人」になっているなと反省)

●この催しを結婚前に二人でやっておけば、お互いの考え方感じ方を相当知ることができて、「こんなはずじゃなかった」ってことが減り、離婚率が下がる・・・かも、知れない

●共通話題が見つからない場合のコミュニケーション手段として、辞書というのは良いツールかも知れない


今回は、書記する暇もなく皆さんの発言に聞き入ったり、辞書を2冊引いたりしていたので、「皆で調べた言葉」のすべては把握できていませんが。
メモした限りの、「話題になった言葉」を羅列しておきます。どんな言葉からどんな展開になったかは、まあ、参加した方に聞いて下さい。

「純文学」「大衆(文学)」「初老」「興味本位」「教養」「嗜み」「出し投げ」「検索」「うざい」「うかれる」「僕」「限界」「だらけ」「まみれる」「いよいよ」「ハングリー精神」「罪ほろぼし」「のろける」「ヤングアダルト」「肉体」「腹いせ」「未練」「画商」「俳優」「無名」「やれやれ」「地」「アイス」「ホットケーキ」「カスタードプディング」「プリン」「たらこ」「じりじり」「メーデー」「人魚」「人間」「人間らしい」「散歩」「旅」「実に」「死体」「ビキニ」「ちかん」「懐かしい」「語感」「幸福」「欲張り」「後悔」「負け惜しみ」「まごころ」「愛妻」「愛児」「捨て子」「家出」「おじさん」「おばさん」「告げ口」「付け焼刃」「どうも」「道楽」

こうやって書き出すと、全部覚えてはいないものの、「この言葉から拡がったなあ〜」と話の内容を思い出せたりします。

「純文学と大衆文学の違いはどこにあるのか?」「どうやら新解さんは、純文学の方が立派と思っている節がある」「でも、そういう時代は確かにあったでしょう」とか。

お菓子に関して、やたら詳しい説明が書かれている場合と、あっさりしている場合がある、とか。

「「たらこ」の説明文の「サイドカー」はいつまで通用するだろうか?」とか。

「愛妻、愛児はあるのに、愛夫がないのはなぜだろう?」とか。


長くなりましたが、「新解さんの集い」が拡がって、あちこちで開催されたら面白いな〜などと思っている私でした。


posted by 駄々猫 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ↑その他のおでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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